こんにちは、むにです。私は2022年に韓国で鼻整形を受け、2023年中に同じく韓国で輪郭整形を受ける予定の20代会社員です。
こういった手術を受けるにあたり、LINEカウンセリングなども含め国内で10院・韓国で20院ほどの美容外科に話を聞きに行きました。
最初はできれば日本で手術を受けたいと考えていましたが、いざ両国のカウンセリングを受けてみると
- 提案内容
- 料金形態の複雑さ
といった面であまり日本の美容外科に良いと思える点が少なく、日本では大きな美容整形を受けないことを決めました(クマ取りや注入系は日本でも受けますが、骨切りを伴うような手術は韓国でしか検討しないつもりです)。
本記事ではなぜ私は日本の美容外科を候補に挙げなくなったのか、日本と韓国の美容整形の違いを例に紹介します。
日本と韓国の美容外科の差
日本と韓国の美容外科でカウンセリングを受けて私が感じた主な違いは、「提案内容」「料金形態の複雑さ」の2点です。
1. 提案内容
両国の美容外科に見られる違いの一つに提案内容の差が挙げられます。
- 日本:患者が気にしている箇所を直す手術のみ提案
- 韓国:顔のバランスを整えるのに必要な手術は全て提案
先日このような内容の投稿をツイートしたらいいねが180以上ついたので、おそらく同じように感じている方は多いのではないかと思っています。
https://twitter.com/munichang19/status/1647281983612162050?s=20
日本:言われたことを直す
日本のクリニックによく見られる特徴として、患者が希望する手術をそのまま提案する傾向が挙げられます。これは特に輪郭のカウンセリングで顕著だと感じました。
私の場合、以下画像のようにアゴ(オトガイ)の突出が少ないのが気になって輪郭整形を検討しはじめ、まず日本でカウンセリングを受けました。
その結果、銀座のとあるクリニックでは「オトガイ形成」という顎先を前に出す手術だけ勧められました。
また渋谷のとあるクリニックでは「写真の撮り方でアゴがなく見えているのでは?」という指摘を受け、手術すら提案されずに終わりました(笑)。
日本ではこのように患者が「気になる」と言った箇所を局地的に見る傾向があり、いずれのクリニックでも顎先の手術に関する話しか出てこなかった記憶があります。
しかし後で韓国の美容外科に話を聞いてみると、顎先の手術だけではカバーしきれなかった改善点が多数あることがわかりました。
「患者が気になる箇所を直す。それ以外の提案はしない」。
こういった日本の美容外科によく見られる姿勢は一見、アップセルを行わない親切な営業方法に見えます。
しかし私のように、整形バレしてもいいからとにかく整った顔になりたいという要望を抱えた患者からすると物足りなさを感じることがあります。
韓国:顔全体のバランスを見て直す
では韓国のカウンセリングではどうかというと、顔全体のバランスを見て提案するクリニックが多いと感じます。
経験豊富な先生だと顔をみて軽く骨を触っただけで、以下のようにどこから見ても綺麗な顔になるよう改善案を出してくれました。
- おっしゃる通りアゴがちょっと引き気味なので出しましょう
- あと若干、左右非対称の傾向が見られます。全体的に左の骨が大きいので左を多めに削ります
- 頬骨・エラもアゴに揃えてなだらかに整える感じになると思います
- あとお顔に脂肪が全体的に少ないですね。額とか頬に少し脂肪移植すると仕上がりが良くなると思います
- 左右非対称については左だけ糸リフトとかで対応すると、さらに仕上がりが綺麗です
日本のように相談した箇所の手術だけを勧めてくるクリニックは「整形バレしたくない」「気になるところだけ直したい」という人にとっては好都合なのかもしれません。
しかし私のように
- 綺麗になるなら何でもやりたい
- どの角度から見ても綺麗な顔にしたい
と考えている患者としては、韓国の美容外科ように顔全体のバランスを改善する方向で話を進めてくれる所のほうが向いていると感じます。
2. 料金形態の複雑さ
次に私が日本での整形を控えがちな理由として、韓国の方が美容整形の料金形態がシンプルであることが挙げられます。
日本:追加料金が多く複雑
日本の美容外科の料金形態は複雑です。例えば、手術代に加えて以下のような項目で追加料金が発生します。
- 麻酔代
- 必要な場合は入院代
- 手術後の診察代
- カウンセリング代
- 検査代
- 指名代
この仕組みの嫌らしいところは大きな整形ほど追加代金がかさみ、見積もりが肥大化する点です。
例えば私がカウンセリングを受けた某クリニックでは、輪郭1点の手術(Webサイト上には48万円と書いてある)に別途費用を含めて80万円近い見積もりを出されました。
こういった料金形態は患者に親切ではありません。
その上、美容外科によっては初診料など見積もりに記載のお金を払う前後にちょこちょこ別途料金を請求する所もあり、はっきり申し上げてウザいお金の払わせ方が多いと感じます。
もちろん美容外科側にも色々な考えがあると思いますが、こういった料金形態は一昔前のdocomoとかauのような回りくどさが目立つのであまり好きになれません。
韓国:麻酔代など全て込み
一方、韓国の美容外科については料金形態が非常にシンプルでわかりやすいです。
例えば私が前回鼻の手術を受けたクリニックでは、以下の項目がすべて込みで65〜70万円程度でした。
- 手術代
- 麻酔代
- CT代
- 手術後の診察代
- 手術後の腫れケア代(酸素カプセル、LEDレーザー治療)
- 抜糸代
韓国でも大きい手術についてはカウンセリング時にCT撮影代が3,000円程度かかったり、抗生物質などの薬代は別料金の場合もありますが、それでも日本よりかなりシンプルで分かりやすい料金形態です。
この料金形態については、韓国のほうが日本より優れていると言ってしまってよいかなと思います。
個人的には韓国の美容外科が好み
今回は、私が大きい手術を受けるにあたって日本の美容外科を選ばなくなった理由を紹介しました。
「個人的には」って何か無責任な表現で使うのがためらわれますが、私は韓国の美容外科が好みです。
もちろん韓国の美容外科も良い所だけではなく、美容外科によってはシャドードクターがあったり、帰国後のトラブルに対応してもらいづらいといったデメリットもあります。
どちらの国の美容外科を選んだからといって必ずしも成功/失敗するとは言えませんが、傾向として韓国の美容外科に見られる
- 顔全体のバランスを見る審美眼・提案内容
- 料金形態のシンプルさ
上記の特徴から、私は大きい手術ほど韓国の美容外科のほうが任せやすいと感じます。